我らがNovel4thが誕生する前にNovel3rdというサーバーがあったと。これが初代鬼畜サーバーで、MOBも普通で100万オーバーのHP、1万オーバーの攻撃力という破壊力で折角ダイヤの鎧を着て行っても一撃で木っ端微塵という惨状。だからか?多くの者は裸で過ごしていた。
さらにこのサーバーを彩ったのがプレイヤー同士の終わりなき闘い。PvPやシーフやデスノートまで認められていたので、ちょっとしたことで直ぐに殺し合いになったり、その仕返しにシーフに行って希少アイテムをかっさらってきたり、さらに仕返しで遠くからデスノートで暗殺と泥沼状態w
この泥沼状態に拍車をかけたのが透明ポーションと無敵ポーションの存在だった! 透明状態でこっそり後ろから近づき、狩りに精を出してるターゲットの手に持ってるアイテムをシーフ! 音もないからターゲットはアイテムが消えたことに一瞬気づかない。それをいいことに盗人はトンズラ。もし気が付いて盗人(がいるあたり:見えないから)を掃射しても相手は無敵だから無駄、無駄、無駄、無駄、無駄あああ!
もう本当のカオスであった。だがこのような混沌を好む闇の輩が徘徊していたのがNovel3rdだった。
そして究極のカオスを支配していたのがたった一人の颯爽とした鬼神運営junpei_k(以下、じゅんさんと呼ばせて頂く)であった。そのカリスマ性は人々を魅了し、じゅんさんと会話するためだけにログインする者までいた。
だがしかし! じゅんさんは去る2018年9月に突如失踪。何の手掛かりもなく突然失踪したことに不信を抱く者も多く、さらには死亡説まで流れた。
我々はじゅんさんの生還を待ち望んだ。だが残酷に時間ばかりが過ぎ、諦めの空気が流れる中、追悼の思いも込めてNovel3rdの後継サーバーNovel4thを、賢者おもちを筆頭とする面々が立ち上げたのだ。
さらに時は過ぎ、じゅんさんの記憶が追憶の中に消えつつある2020年9月。じゅんさんがDISCORDにひょいと現れた! これは夢か幻か? 我らはじゅんさんに一斉に語り掛けた。だがじゅんさんはその言葉の渦を「かわいい彼女が待っているので」と軽くあしらって再び我々の前から消え去ったのだった。
残された者の中から有志が立ち上がり、こつこつとNovel4thの完成を目指し、ようやくオープンに漕ぎ着けお披露目となった次第である。
おや? 誰が立てたのだろう。こんなところに十字架が!
近づいてみると髑髏と、十字架に記銘が! それとも墓標??
記銘をズームアップ
こ、これは!!!
(誰が作ったのかは知りませんが、センスのある運営に感謝です)
今日の難破船Novel4th号は、レクイエムが流れる中静かに航行しました。